クイーンのおすすめアルバム ジュエルズ(QUEEN/JEWELS) レビュー

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クイーンのおすすめアルバム ジュエルズ(QUEEN/JEWELS) レビュー

映画・ボヘミアンラプソディーを見るとクイーンが聞きたくなる

映画・ボヘミアンラプソディーが2018年11月に公開され、瞬く間に話題になり興行収入も100億円達成するほど人気沸騰。

例にもれず私もボヘミアンラプソディーを見て、一発ではまってしまいまして。

時代が若干ずれてそれほどファンというほどでもなかったのですが、もちろんクイーンの存在や楽曲は知っていたけどアルバムは聞いたことがなく。

もちろん映画にはまってまずしたいことは、クイーンの曲をめっちゃシャウトしたい!!

ではないでしょうか!(笑)

最初はサントラ買おうかなあ。。から始まりますが、はまってしまったことを自分で認めるのはまだこっぱずかしい感じなので、まずはレンタルへ。。

そして、とりあえず「グレイテスト・ヒッツ」を借りる。

1曲目にいきなりボヘミアンラプソディーが入っているのでテンション上がる!

そして、ANOTHER ONE BITES THE DUST、キラークイーンと続くので、なかなか満足するのだけど、繰り返し聞くと、気が付く。

「あれ?レディオガガが入ってないぞ!」「アンダープレッシャーもない!」となって、

またレンタルに行って、グレイテストヒッツのvol.2を借りる。

グレイテストヒッツ2枚聞きこんで、すっかりクイーンツウになった気がする。

うーん、でもなんか物足りない。。

なんだろう。。

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クイーンファンの友人より。。

グレイテストヒッツを2枚も聞いてるのに何か物足りないのは、これだった!

日本人で「フレディーマーキュリー」といえば、あの名曲「I was born to love you」

これは確か20年以上前にノエビア化粧品のCMで使われていて、曲が流れた瞬間なんとも爽快な気分になって、思わず口ずさみたくなる名曲。

ただ、映画の中では使われてはいなかった。たぶん、I was born..はもともとはフレディーがソロの時に出した曲なので、敢えて映画の中では使わなかったのでしょう。

だけど、やっぱり聞きたい!!

となると、どのアルバムを借りればいいのか。。。

昔からクイーンが好きな友人に相談すると、「それならJEWELSがおすすめです!」と。

JEWELS!それはいったいどんなアルバム!と、調べたところ、ジュエルズは日本独自のアルバムで、オリコンチャート初登場1位となっている!

キムタクが主演のフジテレビの月9のドラマ「プライド」の主題歌で「I was born to love you」が使われドラマ中にもクイーンの楽曲が多く使われたので、日本限定で企画されて、日本とイギリスとの共同制作、アルバムタイトルはクイーンのブライアン・メイがつけたそうです。

わお!!それなら期待できると、まずは曲のラインナップをチェック!!

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JEWELSチェック

QUEEN   JEWELS  全 16曲

  1. I WAS BORN TO LOVE YOU
  2. WE WILL ROCK YOU
  3. WE ARE THE CHAMPIONS 
  4. DON’T STOP ME NOW
  5. TOO MUCH LOVE WILL KILL YOU
  6. LET ME LIVE
  7. YOU ARE MY BEST FRIEND
  8. UNDER PRESSURE
  9. RADIO GAGA
  10. SOMEBODY TO LOVE
  11. KILLER QUEEN
  12. ANOTHER ONE BITES THE DUST
  13. CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE
  14. FLASH
  15. THE SHOW MUST GO ON
  16. BOHEMIAN RHAPSODY

わあ!なんだこれ!これぞベストやん!!

ドラマで火がついてできたアルバムだけに、日本人好みの名曲が数珠つなぎ!

WIKIの言葉を借りると

初期から後期までのまでの名曲が1枚にまとまってるため、クイーンを知るための最適の入門編であり、「サウンドトラック兼ベスト盤」という位置づけであるとされている

ということなんですわ!

ということで、さっそくJEWELS購入!

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JEWELSの数珠個人的解説! 

それでは一曲一曲私なりの解説をしていきたいと思います!!あくまで私の主観、好み満載です!

1. I WAS BORN TO LOVE YOU

80年代を知っているかたならご存じでしょうが、ノエビア化粧品のCMで流れる爽快感のあるこの1曲に心奪われたのではないでしょうか。そして、フレディー・マーキュリーという存在も!

「I WAS BORN TO LOVE YOU」なんと歌いやすくわかりやすい歌詞!!

「私はあなたを愛するために生まれた!」

まさに不定詞の副詞的用法!!(笑)

もともとこの曲はクイーンの楽曲ではなく、フレディのソロアルバム『Mr.バッドガイ』(1985年)の収録曲でCMバージョンはシンセサイザー、生ピアノ、シンセ・ベースなどを駆使してテクノ・ポップ風になっています。

フレディーが亡くなったのちにクイーンの3人が、フレディーのボーカル以外を編曲して、クイーン仕立てにして、1995年のクイーンのアルバム、「メイドインヘブン」に収録!!

クイーン、粋!!粋すぎる!!フレディーがなくなったあとに、まさにお前はクイーンの一員だ!!これをお前の大好きなクイーンバージョンにしてやるぜ!!くらいの勢いでリメイクしたんですよ!!

日本でも、このノエビアのCM以外、キリンの一番搾り、アサヒスーパードライ、日清のカップヌードル、そしてフジテレビドラマの「プライド」の主題歌はすべて、クイーンバージョンの I WAS BORN TO LOVE YOUが使われています。

そりゃテクノ風よりこちらのサウンドが最高です!!

2. WE WILL ROCK YOU

言わずと知れた名曲。

クイーンというバンドを知らずともこの曲は聞いたことある人が多いはず!子供から老人まで!

というのも、様々なスポーツのスタジアムで選手の登場シーンや応援歌として使われているからですよね。

足を踏み鳴らし、3拍目で手拍子をする「ドン・ドン・チャ!ドン・ドン・チャ!」のリズムは、ロックンロール中のロック感がありながら、どこか厳かな気持ちにさせられるという不思議なリズム!

作曲は天才博士、ブライアン・メイで、このリズムで観客を巻き込み、フレディーの天才的パフォーマンスで完全に一体感をつくるという素晴らしい楽曲!!

これもまた、口ずさみやすい WE WILL WE WILL ROCK YOU~!と、謎のROCK YOU!(笑)

しかし、なぜかROCKにインスパイアされてしまうという!!

いつでもどこでも盛り上がれる一曲!!

3. WE ARE THE CHAMPIONS

なんとなんとわかりやすく、感動しやすいタイトル!!

有名な話で「俺たちが世界のチャンピオンだ!」という歌詞が傲慢だと非難されたことがあったらしいですが、よく歌詞を理解すると、傲慢さでチャンピオンだ!と言っているのではなく、人生には間違い、屈辱、いろいろあるけど乗り越えようぜ!

そんな教訓じみた感があって、みんなその歌詞に自分を重ねて歌っているような気がします。

個人的には NO TIME FOR LOSER~ というところが大好きです。

ほんま、みんな一生懸命生きろや!!みたいなね!!

これも、WE WILL ROCK YOU と同様、スポーツスタジアムで流れる率多しですね!

4.DON’T STOP ME NOW

もー、これが一番好き!いっちゃん好き!ってやつ(笑)メロディーも歌詞も最高!!

フレディーのハイテンション感むちゃくちゃ出てるーー!!

歌詞がやばすぎる!!これ絶対に、めっちゃエッチしてて気持ちいい~~!!って喜んでる歌やもん!!(爆)

もう、言うてしまってるもん!!「I’m a sex mchine ~」って(笑)

そんで、「ready to reload」って、何回するねん!!って突っ込みたくなる歌詞!!!

Fahrenheit(華氏)の200degree って、摂氏でいう沸点!!!

そんだけ盛り上がっとるんかいいいい!!(笑)

Mr.Fahrenheitって呼んでくれーー!!!って、大分ぶっ飛んでるぞーー!!(爆)

そんな生命力溢れるこの一曲!!!

なんだか私のセクシャリティーをさらけ出しているような解説ではありますが、

この歌詞のすべてに若きフレディーのバイタリティーが詰まってるような気がします。

この歌だけでもっとレビュー書けそうですが、ここではこれにて。。(笑)

5.TOO MUCH LOVE WILL KILL YOU

なんとも切ないタイトル。邦題は「愛の結末」となっているし、歌詞の訳には「身に余る愛は毒さ」ってなっていたけど、普通に、「愛しすぎることはあなたを殺す」でいいんじゃないかな。殺すがストレートすぎなら、だめにしちゃう。。とか。。

まあ、歌詞的には切ないんだけど、メロディーが美しいのであまり悲壮感はなくどっちかっていうと、聞いていて心地よい。

フレディがこの曲を録音したのは1988年くらいですでに病魔に侵されていたらしいけど、そのエピソードがあっても悲壮感はなく美しい。

作詞作曲をブライアンと共作したフランク・マスカーとエリザベス・レイマとやらが、出版権でナンクセつけて、アルバム「ザ・ミラクル」に入れたかったのに、いれられなかったというエピソードがあったので調べたら、どうやらこの2方、クイーンの楽曲として出されるのがいやだとごねたらしい。。。

一体何様?と思って、名前ぐぐったが、なんもヒットせず。。

だいたい小者に限って、版権がとか騒ぐ。クイーンの楽曲に携われただけありがたいと思え!!(笑)

フレディーの追悼コンサートでブライアンが披露。。。

世に出るものはどうしてでもでるということですね。。

6.LET ME LIVE

クイーンの素晴らしいところは、全員が作詞、作曲が長けているところと、全員がボーカルというかコーラスに加わるということが一つ。

曲作り、コーラス、録音まですべて自分たちでこだわるところが、きちんとファンに伝わるという職人気質のクイーン。そんなところも日本人ファンにうけたのではないかと思います。

ゴスペル調ではじまるのこの曲はフレディー、ロジャー、ブライアンとリードボーカルをリレーしています。

Why don’t you take~ から始まる山が3つほどありますが、まずはフレディーの力強いボーカル、そして次の山が甘いボイスのロジャー、そして3つ目の山はブライアン。

なかなかどうしてフレディーに引けをとらぬしっかりとしたボーカル力強さと甘さの融合(笑)。

細かいところまで聞きこむとめちゃくちゃ贅沢な1曲。

コーラス部分がゴスペルの美しさで本当に和みます。サビコーラスはもちろんフレディーが締めてます!(笑)

7.YOU ARE MY BEST FRIEND

この曲を聴くとホッとします(笑)クイーンの末っ子、ディーコンが作った1曲です。

堅実で最も温和なディーコンの人柄がにじみ出るような歌詞とメロディー。

なんともアットホームで平和で幸せ。ベストフレンドとは言え恋人のことなので、愛を囁くないようです。

これ、もしフレディーが歌ってなかったらちょっと腑抜けた感じの歌だったでしょうに、フレディーのスパイスがピリリと引き締めて、

I’m happy happy at home~ You are my best friend~♪

なんて単純でお気楽な歌が数珠の名作になっています(笑)

8.UNDER PRESSURE

物々しい内容の歌詞とは裏腹に軽快なリズムのこの曲。デヴィッド・ボウイとの共演。

1981年の夏にクイーンがレコーディングしていたスタジオにデヴィッド・ボウイが訪ねてきて即興的に作った1曲。

即興でこれだけ影響力のある曲を作るって、やっぱり本物のアーティストは違うなあ。。

9.RADIO GAGA

レディーガガの芸名の由来ともなったこの曲は、ドラムのロジャーの渾身の1作。

語りかけるように緩やかな曲調から、大合唱にまで導くこの曲はどこかノスタルジックで共感できるところが魅力に。

ロジャーたちが生まれて育つまではテレビよりもラジオが主流だったはず。そこから、メディアが映像重視のテレビに変わったけど、今でもみんなラジオを愛してるよ!って。

正しく!!テレビ、動画、ゲーム、画面がこんな普及した今でもラジオファンは根強い!

やっぱり聴覚からの情報や刺激って、想像力を搔き立てますよね!!

正当に盛り上がるこのナンバー、絶対口ずさみたくなる「RADIO GAGA!」

イギリスではヒットチャート2位、アメリカでは16位なのに、世界19か国では1位になったというエピソードありです!

10.SOMEBODY TO LOVE

これもフレディーの名作!ロックとバラードと美しいコーラスのゴスペルの融合ですね!

映画ボヘミアンラプソディーの冒頭でこの曲が流れるのですが、これから始まるぞ!ってなんだか景気づけの曲のように感じました。

歌詞の内容は、誰か愛する人が欲しい!って叫びの歌ですが。。

そう、歌詞がわりとえぐいんですよね。。。

「They say I’m goin’ crazy They say I got  a lot of water in my brain」

みんな俺が狂ってるんじゃないかって、みんな俺の頭は水がはいってるんじゃないかって。。

これ、マスコミとか世間の評判とか辛かったんかなあって思わせる。。

そして、歌詞の中にLord!(主よ!)って出てくるんだけど、これってやっぱキリスト教の主よ!なのかしら?ゴスペル調なだけに。。

フレディーの両親は敬虔なゾロアスター教だったみたいで、フレディーのお葬式もゾロアスター教に則って行われたと聞いていますが、その辺はとくにこだわりなく、クリスチャンぽい感じの歌詞になってます。

そして、やっぱり人間には「愛」が必要だって感じさせられる歌です!!

11曲目〜は次ページへ

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