衝撃の真相!『後方伸身2回宙返り下り』そして幽体離脱
もともとは補欠選手としてオリンピックに同行していた五十嵐さん。
「6位までが代表ですから、補欠に回りました。日本の場合、現地に入った補欠がどれだけ調子が良くても登録変更はありません。
各国の補欠は本番の2日前に会場に行き、指定された種目を演技する。それを見て審判団は採点し、基準点を確認する。
これを『テストパイロット』と呼んでいます。補欠のレベルは、そのチームの採点に影響するので重要です。補欠は本番になると、踏み切り板の調整や鉄棒に飛びつく際の補助、ずれたマットの修正や国によっては代表選手のマッサージもやります」
最初は現地では気楽だったはずです。
「選手村はゴルフ場を壊して造ったと聞きました。敷地の中にはプールやサウナ、カフェテリアなどの売店があり、IDカードがあれば施設使用や飲食はすべて無料。当時の日本選手は世界のトップですから調整も万全。ケガや病気になることなんて考えられませんから、選手村の中を毎日見て回っていました」
まあ、そんな風に少々観光気分にもなりますよね。
それが、まさかの大役がまわってきたのでした。
その時の演技と技のお話です。
「最初の演技は床でしたが、極限の緊張から全く覚えていません。
2日目の最後の演技は鉄棒。これだけはよく覚えています。なぜなら、鉄棒を持った瞬間、プロテクターが鉄棒にしっかり絡み、いつもと同じだなと思ったら、不思議な体験をしたからです。
意識とは別に、体が自然にというか、オートマチックに演技を進めていく自分と、その姿を鉄棒の上の方から客観的に見ている自分がいた。幽体離脱とでもいうのでしょうか。演技はミスなく続き、世界初の下り技『後方伸身2回宙返り下り』の着地も全く動かなかった。
あんな体験をしたのは、あの時が最初で最後です。初日首位のソ連を逆転しての優勝で、表彰台に上がったときは国歌が流れていたので、不謹慎なのですが、とにかく休みたいという思いでした。
私はモントリオール五輪の経験から、最悪の状況を想定し、それを受け入れたら、その後は覚悟を決めて最善を尽くすということを学びました」
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驚きの事実でした!
なななんと!演技中に幽体離脱してしまったというのです!
なにかゾーンに入ってしまっていたのではないでしょうか!!
この時の様子は消えた天才では、元NHKお母さんと一緒のよしお兄さん(小林よしひさ)がインタビューしてくれるようです!!
そんな五十嵐選手ですが、オリンピックも含めさまざまな体験をもとに本を出しています。
この本にいろいろな教訓や幽体離脱体験のことなども書かれていそうですね!
それではオンエアーをお楽しみに!!
同じ消えた天才のQちゃん2世の記事はこちら↓
五十嵐さんにインタビューしたよしおにいさんの記事はこちら↓