ボヘミアンラプソディー サントラ 曲別シーン解説やってみたレビューVOL.2
ボヘミアンラプソディーのサントラレビューVOL.1の続きです
VOL.1の最後がキラークイーンで終わりました。
6.FAT BOTTOMED GIRLS
映画の進行上では、、、
キラークイーンで「Top of ten」の出演を果たし、知名度や人気も上がっていくクイーン。
そしてフレディは、メアリーにプロポーズをする。
事実、フレディはメアリーにプロポーズしたことがあり、メアリーがそれを受け入れられなかったのはフレディが、「男遊びをやめられなかったから。」と言われているので、時系列的にはプロポーズしたあとに男色が発覚したのか、その前からわかっていたのかはわからないが、とにかくフレディのセクシャリティーはどうであれ、メアリーを愛していたのに間違いがなかったということです。
フレディの男色とメアリーとの関係のトリビアは、もう少し先にお話することにして(笑)
映画では、フレディがメアリーにプロポーズしたあとすぐに、クイーンのメンバーがずかずかとフレディの部屋に入ってきて、「アメリカツアーが決まったぞ‼️」と告げるシーンです。
アメリカツアーのシーンで流れる曲がFat bottomed girlsです
歌詞の内容的には「児童性的虐待」的な意味もあるようですが、楽曲は極めて明るい、どこかカントリー調な感じでよい曲です。
実際のクイーンのファーストアメリカツアーは単独ではなくモット・ザ・フープルの前座的な感じのツアーだったようです。
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そして名曲が生まれる
7.BOHEMIAN RAPSODY
ツアーのあと、クイーンのメンバーは、EMIのレイ・フォスターから、キラークイーン以上の曲をつくるように言われます。
レイ・フォスターは架空の人物で、役はマイク・マイヤーズ。
マイク・マイヤーズは映画「ウエインズ・ワールド」で、ボヘミアンラプソディーをもう一度世界で再燃させた人物。ボヘミアンラプソディーを使わなければウエインズ・ワールドは撮らないと。
そこまでクイーンのボヘミアンラプソディーを愛していたので、この映画「ボヘミアンラプソディー」の出演オファーがあった時はもちろん即返事だったそうです。
そんなEMIのレイ・フォスターのモデルはロイ・フェザーストーンと言われていますが、実際はロイはクイーンの大ファンで、映画のシーンのように石を投げられたことはないので、契約していた会社ともめたというのは、おそらく「トライデント・スタジオ」ではないかということです。
トライデントとは、スタジオを貸す代わりに曲の売り上げを渡すということになっていたようで、いろいろともめて、それでクイーンがジム・ビーチ、フレディが「マイアミ」と名付けた弁護士でクイーンのマネージャーに相談していたということです。
トライデントと手を切って、EMIと契約したということなので、映画は事実と違いますが、トライデントの名前すら出したくなかったのではないかと言われています。
映画「ボヘミアンラプソディー」はジム・ビーチがプロデュースしていて、クイーンを知りすぎるくらい知る人がここまで事実を変えてつくっているので、その辺の時系列は事実と違ってもいいのではないかと思われます。
そのEMIの事務所に遅刻して現れたフレディーは、次のアルバムのイメージとしてオペラのような構想があるといい、カルメンのハバネラをレコードでかける。
そして、レコーディングに集中できるようにクイーン一行は、ロックフィールドスタジオへアルバム制作のためにこもることになります。
実際は制作に5月から10月という半年くらいの月日がかかっていたり、ロック・フィールドだけではなく、いろいろなスタジオで録画が行われたようです。
このロック・フィールドでの曲作りのシーンでのトリビアですが、朝ご飯を食べながら、ブライアンとロジャーが、お互いの曲に対して罵りあいをしていますが、これは映画を見ているときは名曲ボヘミアンラプソディーがどれだけメンバーがお気に入りにしている名曲なのかという布石なのかと思ったら、実はボヘミアンラプソディーがシングルカットされたB面がロジャー・テイラーのI’m in Love with my car.で、作者のロジャーに多額の印税がはいるということになり、後々クイーンのメンバー間で不協和音が鳴り始め、その後のフレディーがソロになるときのもめてるシーンで出てくる話に、個人の印税問題なんかもでてくるのでそれがこのロック・フィールドのけんかのシーンで出てきたのだなと思いました。
ここまでボヘミアンラプソディーについて書きましたが、やっぱりメインのこの曲は、書きたいことが山ほどあるので、ここでいったん閉めて、次のVOL.3でがっつり書きたいと思います。
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