開化堂の八木隆裕社長 カンブリア宮殿に出演 京都で手作りの茶筒が売れる
老舗を守る!
創業140年、京都の老舗がつくる“茶筒”が注目を浴びている。
今日のカンブリア宮殿に京都の『開化堂』さんの6代目社長、八木隆裕社長が出演します。
開化堂さんは「手作り茶筒」の老舗です。
開化堂さんの名前の由来は明治の初め、イギリスから輸入されたブリキを使って作り始めたので、文明開化の時代に始まったことからその文字をつかって「開化堂」さんとなったようです。
創業140年、明治8年の創業以来一貫した手作りで130余りの細かい工程をかけて初代からの手法を守り続けています。
蓋を筒の口に合わせるだけで自然にすっと閉まる感覚がなんともいえなくて人気の茶筒です。
茶筒は100年以上持つと言われていて、使い込めば混むほど光沢が変化して時がたつごとにどんどん美しくなっていくそうです。
八木社長は6代目ですが、八木さんの祖父、4代目の時代はなんでも機械で作ったものがいいものだという風潮があり、アメリカからタッパーウエアなども入ってきたりしたことで手作りの茶筒などは向かい風の時代があったそうなのですが、それでも、開化堂さんの手作りの茶筒を京都のお茶屋さんに愛していただいて、ここまで手作りできたようです。
1つ1万円ほどする茶筒が、百貨店で実演販売すれば1日50個は売れるそうです。
そんな高級な茶筒ですが、実はその裏には廃業を覚悟して心機一転、海外に進出して大絶賛され、ここまで続いてきたそうです。
そんな茶筒の開化堂さんを守る6代目の社長・八木隆裕さんにせまってみたいと思います。
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開化堂 6代目 八木隆裕社長 海外進出の夢を果たす
開化堂 6代目社長 八木隆裕
京都産業大学 外国語学部英米語学科 卒
八木社長は、家業を継ぐ前に京都ハンディクラフトセンターで海外観光向けに、日本の工芸品を販売していたそうです。
外国人相手をしていたのと、大学で英語を専攻していたので、英語でのコミュニケーションには自信がおありになったようで、いつか海外進出したいなとチャンスをうかがっていたようです。
開化堂さんは今でこそイギリス、アメリカ、スイス、イタリア、台湾、中国、シンガポールなど数多くの海外のお店と取引をしています。
そのきっかけは茶筒を取扱いしたいというイギリスはロンドンからのメールでした。もともと海外と取引をしたいと思っていた八木さんは、そのメールに喜んだそうです。
お茶の本場のイギリスからだったので、これはチャンスだと当時は海外に行く費用もそれほど余裕のあるものではなかったらしいのですが、とにかく10日間だけでもと実演販売を兼ねてロンドンにいかれ、それがすごく評判を得てロンドンはメイフェアにある紅茶屋さんのオーナーさんと話を進め、取引することになったようです。
やはり日本の伝統ある細やかな品は海外でも認められるのだと思うと、すごく誇らしくなって、日本の人たちも愛着が湧きますよね!
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開化堂さんの店舗
それではそんな素敵な開化堂さんのお品を買うにはどうしたらよいか、そして気になるカフェ情報ですが、
店舗のほうはこちら
開化堂 本店
住所: 〒600-8127
京都府京都市下京区河原町六条東入ル
交通アクセス:京阪本線五条駅より徒歩5分
営業:9時~18時
定休日:日曜・祝日
TEL 075-351-5788
取扱いデパート
阪急 うめだ・博多
三越デパート 日本橋・銀座
伊勢丹 新宿
高島屋 京都・大阪・横浜
松屋 銀座
岩田屋本店 福岡
開化堂 カフェ
Kaikado Cafe
住所: 〒600-8143
京都府京都市下京区住吉町352河原町通七条上ル
営業時間:10時半~19時 (L.O 18時半)
CLOSE 木曜日 、第一水曜日(夏季休業、年末年始休業あり)
TEL 075-353-5668