カナダの天才外科医が顔面移植手術の神技に挑む!世界まる見え特捜部
顔面移植手術とは
臓器移植という言葉は聞いたことありますが、顔面移植というのは初めて聞きました。
イメージ的にたとえば、顔にやけどをしてしまいそれを自分の体の一部から皮膚を移植というような感じでしょうか?
しかし、今夜世界まる見えテレビ特捜部では、顔面移植手術に挑む神の手を持つ外科医!と題して昨年カナダで行われた顔面移植に挑んだ天才外科医のことを特集します。
カナダ、ケベック州のとある病院に神業を持つと言われる凄腕外科医。
彼を一躍有名にしたのが、亡くなった人の顔面を摘出し事故などで顔を損傷してしまった人に移植する『顔面移植手術』。
未だ世界中に40例しかないという非常に難しい手術といわれている。
今回、趣味の狩猟中にライフルが暴発し顔の大部分を損傷してしまった男性に顔面移植手術をすることになった医師。
男性の運命を変えようとする奇跡の神業手術とは。
これは7年前に狩猟中の事故でライフルが暴発して鼻、唇、歯、そして上下のあごを失ってしまった男性(モーリス・デ・ジャルダン)の顔を昨年2018年5月にカナダで初めて顔面移植の手術をするということで、モントリオールで行われた手術です。
これまで繰り返し繰り返し自分の足の骨の一部を移植したりして組み立てる手術をしてきたようです。
そして、この移植手術は5年間も準備をしてきたようなのです。
顔面手術は人の他人の顔を使うので、自分の顔ではなく全く違う顔となってしまうのです。
手術をうける患者さん自身も1年ほど精神科医のカウンセリングを受けてメンタルの準備もしてきたそうです。
そしてその手術はカナダだけではなく世界の医療機関から注目を集めました。
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顔面移植を成功させた天才外科医Dr.ダニエル・ボルサック
臓器移植でもそうですが、体は自分の身体に異物を感じるとそれを排除しようという作用をだします。果たして顔面はどうなのでしょうか。もちろん他人の物を移植するので、体は異物と感じてしまうので、術後の経過にも慎重にならざるをえません。
異物と感じると壊死する可能性もあるので、免疫抑制剤を投与。そのかわり免疫も弱まるので他の病気を併発してしまう可能性もある。
手術時間も16時間以上ほどかかるという。。
そんな難しい手術をしたカナダの病院と担当主治医が気になりますよね。
病院はカナダのケベック州 メゾヌーヴ・ロズモン病院
ドクターの名前は形成外科医Dr.ダニエル・ボルサック
アメリカで顔面手術で学び2010年に顔面移植手術を成功させ、カナダに戻ってきました。
顔面手術ができる外科医はそれほど多くはいないのですが、世界ではまだ40例しかないそうです。
しかし、やはり注目される手術です。
事故や病気の発症で大切な顔を移植するとなると見た目もあって大変なはずです。
それでも、モーリスは今の顔だと町も歩けないのでこの手術をすることをうけいれたのです。
さて、モーリスの手術は成功するのでしょうか!
もちろん!!顔は今までの顔とは違いますが、味覚もわかる、そして会話もできるようになって成功したのです!