葛目良輔(ゴンチャ)はタピオカティーの仕掛人!「お茶のスタバ」目指す初密着取材!【なんだこれ林修ドリル】
ブームのタピオカティー!今はゴンチャ(貢茶)が人気!
タピオカって、実は10年以上前に一度流行ったんですよね。ナタデココと一緒に(笑)
そしてまたブーム再燃!って感じですが、このブーム再燃はどうやらブームでは終わらないかもですよ!
近年、お茶をメインとした台湾系のカフェが増えています。
定番って形にもっていきたいと思っている仕掛け人がいらっしゃるのです!!
その仕掛けブームに一番乗ってるお店を紹介!!
その名も
Gong cha 貢茶 (ゴンチャ)
決してみつぐお茶ではありません!
「Gong cha」は「貢茶」と書いてゴンチャと読みます。。古来の中国では時の皇帝に献上する最高品質のお茶を「貢茶」といったそうです。
それから、悠久の年を経て、2006年、皇帝たちが愛しつづけた伝統ある中国茶を、格式張らず、現代的に提供するティーショップが生まれました。それが「ゴンチャ」。発祥は、台湾南部の高雄です。
日本に「ゴンチャ ジャパン」が誕生し、1号店がオープンしたのは、それから10年経った2015年。2017年現在、原宿表参道店をはじめ、10店舗を出店。
2020年までに100店舗を目指して急拡大です!
そう、タピオカブームの仕掛け人とは、その株式会社ゴンチャ ジャパンの取締役社長 兼 COO、葛目良輔氏さんです。
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仕掛け人、葛目良輔さんのプロフィール
葛目良輔
株式会社 ゴンチャジャパン 取締役社長兼COO
生年月日:1971年1月3日
兵庫県神戸市生まれ。
小学6年生の秋、東京の下町「深川」移ったそうです。
深川に転居するまでは、茨城県の取手で暮らしていたそうです。
一つ違いのお兄さんは、いい意味で友人でもあり、ライバルでもあったようです。
「高校は、それなりの進学校に進み、高校でラグビーをはじめました。高校でデビューするなら、多くの選手がはじめて取り組むラグビーがいいかなと思っていました。」と語る葛目さん。
大学卒業後、葛目氏が進んだのは大手電機メーカー。
大学時代に広告・マーケティングを専攻していたからか、いきなり宣伝部に配属されました。
葛目氏が就職したのは、1993年。一般的な認識では、バブルが弾けてから1年後。「それでも、会社に勢いがあったし、宣伝部はその恩恵を受けていました」。
広告代理店の営業マンが、すり寄ってくる。
お歳暮、お中元には、貢ぎ物が山となった。展示会を開いたあとは、コンパニオンとの食事がついてきた。アメリカ出張にも、行った。遊びがてらとは言わないが、それに近かった。
「もともと、20代の時はいろんな仕事を見てみようという思いがあったんです。それもあって3年で転職するんですが、あの時は、それ以上に『このままこの部署にいたら、人間がダメになる』って、それが怖かったんです」。
ある日、本社1Fのロビーで、同期の営業がお客様に深々と頭を下げているのを見た。その向こうでは対照的に、取引先の営業とふんぞり返って話す、部署の先輩の姿があった。転職のきっかけになったのは、そんな先輩の姿だったといいます。
それを見た時、「ああはなりたくはないと」心底思ったそうです。
普通なら、取引先から致せり尽くせりの、だれもがうらやむ宣伝部だったのですが、自ら退職。
「それから、CCCの求人広告をみて、すぐに応募して採用される。
本部のフランチャイズ事業を推し進めることになります。宣伝部の時に年に何回かは、店頭に駆り出され、その時、『小売』という仕事に何かしら興味を覚えてたそう。
だから、CCCはある意味、ぴったりの会社でした。
ところが、いきなりスーパーバイザーで、店舗を運営した経験がない。
いわば、野球を知らない人間が、野球のコーチをやるようなもんです。加盟店の店長さんから『レジもできないんだろ』って、はっきり言われたこともあり悔しい思いも。
CCCでは、計4年過ごして2年間は本部で、それから2年間は、直営店の店長に。
転機はアメリカ研修の時に出会った一軒のカフェによってもたらされた。
「流通でもアメリカは最先端なんです。カリフォルニアに行って、まだ『トイザらス』も絶好調の頃ですね。本屋内に併設された一軒のカフェがあったんです。店名は『スターバックス』。これだ、って。TSUTAYAとカフェですね。そういうのが電撃的に頭の中を駆け抜けたんです」。
帰国後、すぐにスターバックス コーヒー ジャパンに電話を入れ、スターバックスでは6年勤務。時間と空間を提供する、そういう元々やりたかった仕事が堪能できました。それからもう一度CCCに戻り、スターバックスのFC事業の責任者を5年、新規事業推進の責任者を2年、務めます。
電機メーカーから始まって、CCC→スターバックス→再度CCC。
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アメリカ大手チェーン店マクドナルドからリヴァンプへ
ある日、日経新聞の朝刊をみて、これだ!と思ったそうです。
それがマクドナルドへの転職のきっかけです。当時、マクドナルドは、外部から新たな血を入れようとしていた時で、30代の若手の募集で、葛目さんはもう40代だったんですが、ダメもとで受けたら、採用していただくことができました。
それで、マクドナルドは3年勤務。こちらでもいろんな勉強をして、リヴァンプに転職し、『ゴンチャ ジャパン』の取締役社長 兼 COOという今の仕事に就きました。
葛目さんは「時間」と「空間」というものを大事にしているそう。
「大学4年次の就職活動をした時、旅行代理店に入りたかったのも、結局、それなんですね。スターバックスに惹かれたのもそう。私が提供したかったのは、『時間』と『空間』なんです」。
その意味で「ゴンチャ ジャパン」は、お茶はもちろんのこと、まさにその時間と空間を楽しんでもらうところになるようと考えています。
お茶をカスタマイズすることもできる。4種類のお茶をベースに、30種類ものドリンク1点を選択し、ドリンクの甘さや氷の量をチョイスする。トッピングは有料だが、パール(タピオカ)など5種類から選択できる。
これらをチョイスすることで、顧客のオリジナルティーが完成するわけだ。パイナップルケーキ、マンゴケーキなどの台湾フードもある。明るく、おしゃれな都内のカフェで、オリジナルのティーと、それに合う台湾スイーツ。
そして、ゴンチャは、ティーカフェ市場の中でも勢いがあります。コーヒーが主流のカフェ市場において、あえて台湾茶で勝負。
メニューにコーヒーはありません。
コーヒーはカフェやコンビニで美味しいものがいくらでもあるので、お茶専門のカフェとしての認識が薄まるなら提供しないということです。
台湾のゴンチャにはコーヒーはありますが、日本ではあえて出さないということです。
勢いに乗ってるゴンチャ!!
ブームでは終わらせないで、このまま定番化してほしいなあと、ティー派の私は思うのでした!
葛目さんの密着取材、楽しみですね!